私の釣友による、青魚以外の大物や記録的な釣果を紹介します。
(デカバンとは石鯛釣の用語で、「大判」すなわち大物のこと。)
私自身も昨年末年始と今年のGWに小笠原遠征をしたが、いずれも海況に泣いた。
イシダイ釣りを知るものなら、失神確実の壮絶な釣果。
日時 | 場所 | 釣果 | 釣り人 |
2001年6月 | 小笠原母島 | 78cm、76cmを頭にクチジロ20数匹。 (70cmオーバー5枚。) |
池島 滋一 |
クチジロはイシガキダイの老成魚であり、口や顔の周囲が白いことからイシダイ釣り師の間でそうよばれる。その馬力、警戒心などは本イシダイをはるかに凌ぐ。それだけに確率の低さは勲章級。しかもクチジロは釣れる地域が南の離島などに限定される。それだけにイシダイ師のこの魚に対する憧憬は強く、幻の魚と呼び別格扱いされる。イシダイ釣りを志した者の誰もが憧れ夢見る、イシダイ釣りの最大にして最強の究極のターゲット。 鯉釣りに例えれば、アオウオだ。池島さんはまたしてもこの幻の魚を追う。写真は今回最大の78cm。アオウオでいえば確実に160センチオーバーだ。 |
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この76センチをもつ池島さんは、190センチ近い体格。巨ゴイの写真を見なれていれば、このような写真も別段なんも感じないかもしれない。中には青魚を見なれて麻痺している人もいるだろう。イシダイ竿も川で普通に使っているだろう。だが、淡水魚釣りとこの荒磯の釣りを比較してはならない。 たかがイシダイなどという考えはこの魚をかけたら吹っ飛ぶ。糸はだせない。穂先が海面に突き刺さり、石鯛竿が元竿から曲がる。ピトンがきしむ。 私も屋久島でピトンを飛ばされ、昨夏、小笠原のこの同じ磯でワイヤーを飛ばされ、針をつぶされ呆然とした。荒磯でのスタンディングファイトは恐怖に近い。 掛けるも運、掛けても運。そして、石鯛竿はこういう釣りのために設計されている特殊な竿だ。 |
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どう猛な面構え、この力強いヒレ、全身筋肉の強靭な魚体。イシダイ師は尊敬をこめて磯の王者と呼ぶ。 このタモ枠は直径80センチだ。 |
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イシダイ釣りのポイントとして小笠原がクローズアップされたのはここ2〜3年だ。 回遊魚と違い、底魚は釣ってしまえば終わりだ。ここでは5キロ以下のイシガキダイはリリースしなければならない。もちろんそんなルールは日本でここしかない。永遠の楽園を守るために小笠原母島漁協が定めた素晴らしい英断である。 ここは東京から真南に1000キロ。飛行機はない。船で東京竹芝から父島まで25時間半。さらに船を乗り継ぎここ母島まで。往復の移動だけで4日間、通常は6日間の航海になるので、釣りできるのはわずか2日間だけ。 ここまでいっても太平洋の自然が相手、無事に磯に乗れる保証はなにもない。夢を夢で終わらせない覚悟をしたものだけがこの感動を味わえる。 |
小岩の青魚師にしてわが親友の井原君が、境島にて2回連続、メーターの鯉をしとめた。
日時 | 場所 | 釣果 | 釣り人 |
2001年5月 | 霞ヶ浦 境島 |
5月のノッコミ、2回の釣行で連続してメーターオーバー。 いずれも90オーバー数本、80オーバー20本以上の爆釣 |
井原 清隆 |
5/7 AM2:00に上げた100.5cm ノッコミに合わせて霞ヶ浦・境島に釣行。餌はタニシ。この初めてのメーターオーバーを含み、97、94、93、93、92と90オーバーをずらりそろえる爆釣ぶり。 150オーバーを含め数多くの江戸川の青魚の引き合いになれている彼と、頑丈なタックルをしてみれば、湖のメーターの鯉はいともたやすいものだったというが、夜も寝られない連発にさすがに疲れた様子。 |
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5/22 PM11:45 100.5cm。 2週間後も同じポイントに入り、またもや同じサイズを釣る。この他91センチ2本、計20本の爆釣。それにしても凄い鯉だ。 |
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検量台にて。 今回の境島釣行、生涯忘れられない釣りになったようだ。 今年のノッコミも終わり、江戸川のアオウオ師に戻っている。 |
日時 | 場所 | 釣果 | 釣り人 |
2001年9月22日 | 北浦 武井 |
今期の北浦のタニシフィーバーの波に乗り、 104.5cm。 |
井原 清隆 |
夕日に映える黄金色の巨鯉の美しさ、そして、なによりもこの笑顔。素晴らしい写真です。
日時 | 場所 | 釣果 | 釣り人 |
2001年 12月1日 |
鹿島沖 | 鹿島沖のヒラメ全面解禁日、8匹で竿頭 (釣船:第二十五作田丸) |
笹本 尚 |
解禁日が土曜日にあたったのは私がヒラメ釣りをはじめて初めてのこと。親友笹本氏と気合を入れて臨んだ。
マミヤOPの2000年モデルの真っ赤なグラスロッド「コブラ」を新調して臨んだ笹本さん、ツキにツイて釣りまくり。大型こそ出なかったが、冬のヒラメで8匹というのはまず一生に一度あるかどうかの大記録。(同行の私は隣でまさかのオデコ・・・・・・タナも仕掛けも同じながら。これが釣りという魔物。)
おかげさまで同日夜の小岩FFC忘年会では豪勢なヒラメづくし。雅子さま内親王ご出産のフィーバーとあいまって、なんとも忘れられない一日となった。
*残念ながら、縁起担ぎのため、カメラを持参しなかったため写真がありません。
下記は鹿島港 第二十五作田丸サイトより釣果情報を転載させていただきました。
■2001年12月 1日(土)
対象魚:ヒラメ
ヒラメ 0〜8枚 0.5〜2.5kg 船中115枚
ワラサ 1本 60cm
イナダ 11匹 40cm
仕掛:おもり60号 エサ:活イワシ
海も穏やかでいい日よりでした。釣果も好調で頭8枚、2番手は二人、オデコは3人でした
竿頭:江戸川区 笹本さん