2008年
江戸川・北小岩にて 小岩FFC高田誠さん140cm 9月28日(日) タモ入れ・撮影:茂木 薫 現認:茂木薫・岡田時夫・近藤和也・小川正明 |
もともと希少魚であるが、往時に比して
昨今の江戸川のアオウオの個体数減少は著しい。
正確にいえば、利根川本流からの流入量が減った。
全般の目撃・釣果数ともに、10年前の10分の1になったといって
大げさではない感さえある。
水質環境に大きな変化はなく、
理由は明確によくわからないが、
横行するプレジャーボートの影響は大きいと思われる。
この10年が、失われた10年であったと、
いつか笑える日がくることを切に願う。
◆
90年代を知る者は、脳裏にいまだ残る感触遺産の
脳内再生産で、それでも楽観的にしのげる。
大変なのは、21世紀にアオウオデビューした人達。
モチベーションを維持するだけで大変なはず。
艱難辛苦打ち耐えて竿を出し続けるしかない。
高田さんもその一人。
◆
ナイフで切ったように夏が終わった週末、
わが小岩FFCのホームグランドから久々の一発。
サイズ云々ではない。ここにいてくれたこと、
そして絆で結ばれた仲間があげてくれたことが嬉しい。
この一匹は同志の悲願の一匹、そして希望の一匹である。
ああ、素晴らしきかなアオウオ釣り。
高田さんおめでとう!
江戸川に夏一番! 7月13日(日) 相楽秋雄さん 155cm 【7月15日更新】 |
真夏日となった猛暑の週末に届いた朗報。
3月15日(土)日下さん150cm |
まだ多くの釣り師が冬眠から覚めやらぬ、
3月中旬の小岩FFC春大会スタート。
その初日にしてトロフィーサイズが出た。
江戸川・三郷地区もいよいよクルマでの
進入は厳しくなり、
日下君もいまやバイクに竿を背負って
アオの竿を出す。
150cm。それは20世紀終盤の往時には、
夢のサイズではなかったが、今では、かなり厳しい。
やっている者にはわかるボーダーライン。
しかも今の江戸川で、これを突破するのは、
よほどの情熱と強運しかないだろう。
21世紀は、先も読めず、
夢も見つけにくい混迷の時代。
スーパーアオウオ。
それはそこにある唯一のリアルな夢。
日下君、おめでとう!
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