東京・江戸川に潜む幻の巨大魚を追え!

日本テレビ系 「ザ・情報ツウ」 2002年10月8日(火) オンエア

「ズームイン朝」の後、8時30分から始まるいわゆる朝のワイドショーです。

局から私に連絡を頂いたのが金曜日夜、日曜日午前にロケ、火曜日朝にオンエアという短時間の進行でした。このようなことが短時間に成立するのは、アオウオに関する情報がストック、整備されてきたことと、マスメディア機関の集中する都心に近い江戸川という立地ならではのことです。(スタッフは日本テレビからタクシーでいらしてます。)

江戸川の釣り風景、水族館、養魚場でのロケ、資料映像を組み合わせたベーシックなものですが、魚拓やウロコをつかって、既成概念と「比較」することでアオウオの大きさをリアルに理解させることにウェイトを置いた構成は特筆すべきです。平日の朝ということで新たな層へのアオウオ認知拡大がはかれたことと思われます。
約10分のコーナーとしてオンエア。

MCは峰竜太さんと麻木久仁子さん。
地元の方に、江戸川の巨大魚を知っているかとインタビューしていきますが・・・
毎日、江戸川沿いを散歩している方でもこれが一般的な認識でしょう。
怪物が出てきそうなタイトルロゴ。


背景に見えるのが、大潮の干潮で露出した江戸川北小岩の乱杭です。
青魚倶楽部管理人です。
小岩FFCと略しますが、これが正式名称です。
私の163cmのアオウオのウロコ。釣った日付が書いてあります。魚を傷つけたくはないのですが、どうしても玉網に数枚残ります。


こういうときには役に立ちます。
玉網の大きさを写すのも定番かと思われますが、やはり、一般的には相当インパクトがあるのでしょう。昆虫用との比較。


これは折畳み式の80cm枠ですので、私はアオウオには小さいほうだと思ってますが(笑)。網の深さは150cm。
この魚拓は私がはじめて釣ったアオウオ、140cm。もう10年前です、当時はとにかく一匹釣るのが夢でしたからこの魚拓をとりました。


160cmのレポーターの女性と並ぶと十分大きく見えます。
この写真も随分使いまわしてます。(髪型が時代を感じます。)
でも最近なかなかこういうサイズに出会えません。
生きてる魚を見たいということで案内した、成田の谷養魚場です。ここでの水中撮影はもはや定番でしょう。
養魚場の池で、レポーターが網に入れたアオウオに触れて、抱き上げます。
レポーターはその巨体ぶりを最初は恐がってましたが、「体の割に頭が小さくてカワイイ」とコメント。
私もそう思います。カッコイイ魚です。
アオウオという魚を語るときにかかせない四大家魚とこの構図。


ハクレンがハクギョ、コクレンがコクギョとなっているのがご愛嬌。ニュアンスは分かりますが・・・(笑)
軍靴の響きというのでしょうか、日本テレビの資料映像と併せて移植の経緯が紹介されます。
四大家魚は利根川だけと誤解されやすいのですが、ソウギョ類の移植は戦時食料増産対策としての国家プロジェクトですから当時は全国の川に放流されたわけです。
さすがさいたま水族館の技師さん、ポイントを押さえたいい説明です。
たまたま天然繁殖したのが利根川水系だけというわけです。
私はアオウオに取り付かれて、多摩川の釣り師から江戸川の釣り師になりました。
釣りは毎週末、生活の一部ですと。
大潮の北小岩にて。利根川も行きますし、江戸川も広いですが、私はこの場所に10年間、いろいろな思い出があります。
地球上で私の一番好きな場所。
ここはアオウオのポイントの中では距離の遠いポイントですが、もはや目をつぶっても投げられます。
「アオウオは数か少なくて何日も釣れなくても当たり前、何ヶ月も釣れないことも。この日もお目にかかれませんでした。」というナレーションに救われます。
スタジオで広げられた魚拓。大きさを把握するには写真よりも具体的でリアリティあります。
ウロコの大きさを、「ポテトチップの大きさ」という素晴らしい比喩表現で紹介されました。
峰竜太さんのコメント。
「東京にもいろんなものがいますねぇ、タマちゃんが出てくるは、このアオちゃんが出てくるは」

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