東京釣りLife 淡水の巨大魚、アオウオを追う

TX系ネット 「ザ・フィッシング」 (2003.11.29オンエア *地域により12月初旬) 


釣具の大手メーカー、ダイワ精工の提供の「ザ・フィッシング」でアオウオ釣りを紹介。

毎週放映されているなかの単なる一回のオンエアですが、淡水大魚釣りにとっては実に大きな一歩であると考えます。
1940年代に大陸から招聘された魚達を、60年代に小西茂木さんが世に紹介したのがいまから40年前弱。さらに時を経て1990年代からアオウオを中心とした釣りや情報が発信されるようになりました。そして21世紀、この有力釣り番組でのフィーチャーは、淡水大魚釣りがようやく釣り界にも市民権の一歩を獲得した瞬間ともいえるでしょう。

近年は大手メーカーからも淡水の大物専用タックルが開発され、鯉よりもさらに大きく、ロマンあふれる魅力的な対象魚が存在していることをエンターテインメントとして伝える価値は十分にあります。さらに、この不景気の時代のには「安く・近く・大きい」というキーワードの釣りに注目することは釣業界にも非常に重要でしょう。

この番組のファンである釣り好きな視聴者にもアオウオを知っていた方は少ないでしょう。岸辺のアシで釣ったソウギョの捕食から取り込みの映像だけでも十分にインパクトはあったと思います。当ホームページへのアクセスは放映から数時間でに3000を超えました。

今回は知られざる魚それ自体を情報として紹介しつつ、それを狙う釣り人個人のドキュメンタリー、この「青魚倶楽部」なり「トーキョーアオウオ生活」の映像版という意味あいのものです。取材はGWから足掛け半年におよびましたが、本命のアオウオ釣りの結果としては厳しいものでした。竿出しの様子だけとなってしまいました。が、これがこの釣りのリアルな現実です。私が「アオウオを狙っての竿出し」を趣味と申し上げるのは詭弁でもなんでもありません。

アオウオは信じて竿を出していればいつかは釣れます。そこにテレビカメラがあるかないかの問題です。視聴率と反響次第でしょうが、アオウオのファイトシーンを中心とした続篇がまたご紹介できると思います。

ザ・フィッシング公式サイト
http://www3.tv-osaka.co.jp/fishing/log_1/2003/11-29.html


20年目を迎えた老舗番組。

アオウオを「釣る」ではないところが救いです・・。
提供紹介に重なるアオウオ。
10年前には想像もつかない情景に、アオウオ釣りの
黎明期から携わってきた当事者としては感涙ものです。
このような時代がやってきたのだなと。
小岩FFCのベストは期間中着用させてもらいました。
釣り番組なのでこういうところまで。名古屋天秤と
ハリスの間はワイヤー36番を使用しています。
シンプルですが、ハードなスペックです。
10年前、私がはじめて釣ったアオウオです。
この魚は忘れられません。
採取は面倒ですが、冷蔵庫で保存がきく便利な餌です。
価格も高く、長期保存がききませんが、
外道のまず来ない、ここぞというときに頼れる餌です。
使用竿は巨鯉525HH
リールは巨鯉40W
ホームグランド
写真にてアオウオの紹介。
映像にてソウギョの紹介。さいたま水族館にて撮影
天然繁殖する唯一の川である利根川とその分流の江戸川、
この二本の川が千葉県の内陸部の形を作っています。
埼玉水試の野村技師。
アオウオ釣りは「100時間に一匹」といいましたが、
あくまで私の平均値です。

私の一回の釣行は4時間のときもあるし、一昼夜続けて
やることもありますが、平均すると10時間くらいでしょう。
2003年は50回ほどやって4匹という結果でした。
平日は銀座に勤めるサラリーマンです。
平日はスーツも着ています。
一応、仕事中は釣りのことも忘れていますが。
自宅水槽にはアオウオと餌用のカラス貝。
和室の魚拓。特注の額は長さ2メートルあります。
皆様ご覧のホームページです。
皆様ご存知かもしれない本です。
リビングにはマチスの絵なども飾っておりますが。
水槽の青魚、魚拓の青魚の見えるリビングで、パソコンで青魚倶楽部など作る生活。
大潮の満潮にあわせて草針でソウギョも狙うことに。

アオウオを狙いながらソウギョも釣れる私のホームグランド。残り少なくなった自然岸のポイントならでは。
岸から50cmほどの水面で草針の浮かせ釣りです。
トップウォーターなので捕食シーンが確実に見えます。ムービーカメラを三脚に固定しました。
ソウギョが音も無くあらわれ、水面の葉をくわえる瞬間を
しっかりとらえています。
岸辺でヒットしたソウギョは激しく暴れますが、アオウオ狙いの剛竿タイプの竿なので、ほどなく引き寄せました。

*ソウギョ専門に狙うならば、少しやわらかめの磯竿3号程度が楽しめます。
この玉網もアオウオ用のものなので、アシ原の狭いところでは少し網が大きすぎます。
110cm。まあまあという型です。
カメラ用にアオウオのように魚体を腹ばいで立ててみましたが、ソウギョは体形的にこの置き方は無理があり、お勧めしません。
タニシ餌の竿にアタリ。
前触れから柔らかく締めこんでいく、いいアタリでしたので緊張しましたが・・
残念ながらこれは本命ではなくコイです・・・。
合わせた瞬間の竿の曲がりと重量感が、コイとアオウオは桁が違います。
金色の魚体が水面を割りました。
業務用のテレビカメラのズームは迫力あります。

この日は大潮の干潮で水位が大きく下がっています。
岸辺に乱杭、この石積みの先が段差状のカケアガリになって一気に5mの水深があります。
私のタックル・仕掛けの場合、コイならば80cmくらいまでの型でしたら、玉網はあまりつかいません。網で魚体を痛めず、すぐに針をはずしてリリースするため。
季節は変わって秋の週末にも撮影をおこないました。
この日も水の動きも悪くコイのアタリすらありません。
ロマンだの夢だと話しながらエンディングとなりました。
次の機会があれば、アオウオと笑顔でやりたいものです。
カメラがズームアウト、週末は毎週、江戸川で竿を出す、というナレーションでエンディング。

私の好きなのどかな江戸川の風景です。

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