青魚釣りの季節と水温


春の桜に始まり、秋の紅葉に終わる。

関東におけるアオウオの釣りでは水温15℃〜25℃が最も実績が高い。厳冬期・夏の高水温時も局地的には釣りになるが、一般的とはいえない。やはり、釣り人も過ごしやすい春・秋がベストシーズンとなる。

春秋は水温12℃がシーズンイン・終了のボーダーライン。好期のスタートはおおよそ彼岸前後となる。

春は3月の春分の日頃〜5月中旬
桜前線の頃からGW前後がピーク。産卵をひかえて年間最大のチャンス。


秋は9月の秋分の日頃〜11月下旬
初秋は台風等で水が安定せず、ムラが多い。シーズンは意外と短い。
紅葉前線が平地までおりると終了。

月別平均水温データ

下のグラフは、国土交通省の水文水質データベースから、江戸川・流山橋、利根川・布佐(栄橋近辺)の2観測所をピックアップ、2000〜2002年の3年間の月別水温データを青魚倶楽部が集計しグラフ化したもの。観測日は月上旬であること、観測所の地点による差異はあるが、江戸川・利根川下流部を代表する値として目安とされたい。

●春は3月下旬に水温12℃を超えシーズンイン。4月初頭の桜満開の頃には15℃台に達する。
●秋は11月下旬で12℃を割り込むとシーズン終了。最低気温が5℃を切るようになるとほぼ終了。

*東京湾の潮の影響を受ける江戸川下流部(市川橋近辺)では流山橋よりも平均で1〜1.5℃以上程度高く、利根川布佐(栄橋)とほぼ同程度かやや高めで推移する。

春のシーズンインの目安気温(東京)

シーズンインの目安は3月下旬。東京の3月の気温平年値をグラフ化したので参考とされたい。

●3月25日で平均気温10℃(最高14℃、最低6度)。
●桜の開花は3月28日。

シーズンを読む上で参考となる気象データ

春のシーズンイン   東京の桜の開花日   平年値:3月28日
            東京の気温平年値   3月25日で平均気温10℃
産卵遡上期    梅雨入り・梅雨明け   東京平年値:梅雨入り6月8日 / 梅雨明け7月20日
               ソウギョ類の産卵日  利根川栗橋付近 6月下旬〜7月中旬
秋のシーズン終了 東京の紅葉日      平年値:いちょう11月19日、カエデ11月28日
            最低気温5℃の初日   東京平均日:11月28日


*利根川・江戸川等の地域で釣りをされる方のために、青魚倶楽部では「水文水質データベータベース」からポイントごとのリアルタイムデータを独自編集してあります。水位・水温等はいまや川へ行かなくても、家にいながらにして正確な値を把握できます。→リアルタイムデータへ


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