2001年6月20日、18:10からNHK総合「首都圏ネットワーク」にて「利根川の巨大魚を釣る」という特集が放映されました。約10分間の特集でした。取材は二日間おこなわれたようです。
青魚のことを紹介するアナウンサー。140cmの模型を作ってます。やはり一般の方にアオウオの大きさをイメージしてもらうにはわかりやすい手法ですね。 ちなみに、「幻」という表現はありませんでした。 |
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産卵期の遡上を狙う利根川青師軍団の皆様です。場所は秘密とのことですが、川幅からみて上流部の左岸です。大量のタニシを撒くシーンもうつりました。 | |
小型のことをこのように呼ぶそうです。 残念ながらこの魚は91cmの鯉でした。 |
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取材2日目でセンサーが入り、釣り上げれらたのは139cm。 小学3年生の女の子とならんで、迫力ある映像です。 |
江戸川ケーブルTVの自主制作chにて約2週間ヘビーローテーションで放映された、小岩FFCの釣大会のドキュメント。青魚の映像は北小岩にて私が釣った130cm。一回の取材のタイミングに撮れたのは幸いです。カメラが来るまでロープに縛っておきました。
ブルーシートの上でアップです。 | |
5/13、五月晴れの北小岩柳にて。ここにはもっともっと大きなのがいるんですよとコメントしながら。 | |
希少さを生息比率で表現。(「万が一」「万一」という言葉がありますが、ここでは魚1万匹に2匹ということのようですから、「万二」?) 地元の江戸川区でもこの放送ではじめて知った方が多いようです。 |
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チェストウェイダーを履きこんでのリリースシーンもきっちり写りました。背ビレがなかなかカッコ良く撮れました。 これはアオウオ釣り師のみが味わえる、何度やっても気持ちいいシーンです。 |
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例年、春の大会は春分の日の週から、利根川水系のソウギョ類の禁漁期間(5/20〜7/19)までの約2ケ月で実施しています。 | |
*今回は大会のドキュメントではありますが、なんとか江戸川の青魚の映像をということでの契機となったのは、やはり下の朝日新聞のエッシーの記事です。インターネットでも配信されましたので、ご覧になった方が多いと思います。
巨大な魚が尾びれを水面から出し、目の前を悠然と通り過ぎた――。昨年秋、江戸川の流域で偶然目撃された魚が、地元の自然観察クラブの間で「怪物エディー」と名付けられた。ネス湖の「ネッシー」にちなみ、「えどがわ」から命名したのだが、一体この巨大魚は何なのか? 今月発行された同グループの機関誌で報告された。
「幻の魚といわれるアオウオ青魚)ではないですかね。淡水魚としては日本で最大級の大きさです」
魚の生態に詳しい「県営さいたま水族館」(埼玉県羽生市)の関根正館長は驚く。河川での生息比率は0.02%。魚が1万匹いるうち2匹ぐらいしかいないためだ。
1943年ごろ、食糧増産のため、中国大陸から持ち込まれたコイ科の巨大魚。体の色は青黒く、精かんな感じがする。全国の河川に放流されたが、利根川水系や霞ケ浦などだけで自然繁殖した。中国の河川と似て、ゆったりと流れていることが産卵や生息に適していたらしい。だが、生息数が少ないので、水族館以外で見ることは極めて難しいと言われている。
体長は一般に50―100センチ。釣りマニアの間では大物釣りの対象としてひそかに人気がある。江戸川の下流では9年前、釣り仲間が五人がかりで体長1.8メートル、胴回り80センチと超大物を捕獲した例もある。
今回報告したのは「江戸川自然観察クラブ」。昨年暮れに発行した機関誌「セイタカシギ」の中で紹介した。会員の1人が千葉県市川市側から野鳥観察をしていた際に目撃した。
目撃の1カ月後、昨年12月には、京葉道路南側の江戸川水門近くで、釣り人がアオウオを実際に釣り上げた。
野鳥観察をしていた江戸川区立南葛西中学校教諭で、江戸川自然観察クラブのメンバーでもある田久保晴孝さん(51)が、体長1.2メートルほどのアオウオを写真撮影した。「これが怪物エディーの正体です。でも、数年に1回ぐらいしか釣れないそうです。こんな巨大魚が江戸川にいるなんてびっくりしました」と話している。