メコン大ナマズ、全長170cm。 IGFA世界記録更新。 ああ、こんなサイズのアオウオを釣ってみたい・・ |
バンコクで世界記録魚、キタ〜!!
私のバンコク巨鯉釣行から一ケ月、
このコーナーの写真がきっかけになり、
フライフィッシャーマンの村上さんがバンコクの
ブンサムラン湖にチャレンジ。
「フライでタイの巨鯉を釣る」ことは幻に終わったが、
11月8日、なんとメコン大ナマズの47.5Kgを釣り上げ、
IGFA(国際ゲームフィッシュ協会)の認定による
世界記録魚を更新!
メコン大ナマズ(Mekong Giant Cat fish)は
現地名プラブック(PlaBuk)と呼ばれ、
その名の通り、メコン川特産のナマズ、
全長3m、200Kgに達するという巨大魚。
この湖ではこの4日前に世界記録魚の43.5kgが
上がったばかりだが、わずか4日での更新。日本人釣師の快挙に拍手を送りたい。
村上さんの釣行記
この写真がきっかけ。 |
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私の淡水大魚釣りに新たな一ページが加わった。
9月の下旬、遅い夏休みを利用してタイに釣行。
ターゲットは世界最大のコイ科淡水魚、シャム巨鯉。
現地名パーカーホ(Pla Caho)、英名 Siamese Giant Carp。
写真のとおり、アオウオに似た体色とコクレンばりの大きな口。
アジアの淡水大魚マニアの私にはたまらない。
しかも希少種ということでますます火がついてしまった。
すべて英語での情報収集は辛かったが、
こういうことができるのもインターネットのおかげ。
これも釣りのプロセスの一部だ。
現地は雨期で天候が心配だったが、
二日間の釣りをして、幸運にもこの魚をしとめることができた。
この写真の人たちと、この場所で、この魚を・・・・
オール・オア・ナッシング。
大変な幸運と不運は常に隣合わせでもある。
それが釣りというもの。
釣行記はこちら
小学生で禁断の魅力を知ってしまった彼ら。 どんな大人になるだろう? |
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引きに負けるな |
我が弟子たち |
父兄とタレントと |
スタッフと |
多摩川のアザラシに湧いた夏休み、
江戸川では巨大魚に挑む少年達がいた・・・。
小岩FFCの全面協力・釣り指導で撮影されたテレビの特番企画。
主役は都内江戸川区立小岩小学校6年の男の子3名。
学校の窓から見える土手堤の向こ側にあるあの河原で
大魚釣りというリアルな自然の実体験。
8月の炎天下、連続1週間におよぶロケは、
釣り番組をはるかに凌ぐ、
淡水大魚マニア必見のテレビ初の迫力映像、
感動のドキュメントとなった。
9/23(月)のゴールデンタイムにフジテレビ系全国ネットで放映。
この番組の情報は↓
http://www.fujitv.co.jp/pub/jiyu/
今年の青魚界最大のニュース!?
奇蹟の「白い青魚」、しかも二度。
2002年の 白い青魚 |
160cm |
2001年の 白い青魚 |
158cm |
暑さでうだるような日が続いているが、ビッと目の覚めるような衝撃写真をご紹介したい。なんと雪のように白いアオウオ。
アオウオの体色には個体差があるが、これほど色の薄いものは非常に珍しい。ほとんど全身が白なのだから驚く。
釣り上げた石原さんから写真をご提供いただいたものだが、上の2枚が今年4月の160cm。下の2枚が昨年7月の158cm。
アオウオ釣り暦一年目という同氏が利根川の同じ場所で上げたもの。
特に上のものはヒレまで白い。下のものはヒレなどに若干の色があるが、釣り上げた直後はやはり白かったという。大きさから推測すると同じ個体の可能性も大。
160cmの「幻」の白いアオウオ。
サイズも超大型であり、それだけで大変なスゴイものだが、これを二度釣ったのだから、よほどの強運の持ち主と見た。二度あることは三度あるというが。
*人口種苗のソウギョの場合は鑑賞用に流通している黄色っぽいアルビノをよく見かける。先天性色素欠乏症であるアルビノ(白子)は、白ウサギのように目も赤くなる。この青魚の場合は目が黒いのでアルビノではない。
この色が環境によるものか奇形か判断つかないが、大変希少なものであることは間違いない。マニアの方、この白い巨体をとくとご覧あれ。
【7/13 栗橋にて】 | |
東北新幹線鉄橋 |
増水した利根川 |
栗橋町役場 |
担当の加藤さんと ハクレン水槽の前で |
埼玉県栗橋町は日光街道の旧宿場町。
海から約130キロ、江戸川分流点から約8キロほど上流になり、利根川も中流部の趣となる。こここそが日本で唯一の四大家魚の産卵場水域。この時期、毎日のハクレンの産卵観察状況が掲載される同町の観光協会HPは梅雨時の私の最大の情報源。
列島を縦断した台風6号通過翌日、ハクレン産卵の兆しありとのこと。
かねてからその瞬間を見たいと思っており、週末を待ってビデオと三脚を用意し夜明けから粘るも魚の気配なく、暑さにギブアップ。タイミングは遅かったようだ・・・。
栗橋町役場をたずね、ハクレンの情報を担当される加藤さんに話を伺った。毎日出勤前に川をチェックし更新されるとのこと。趣味ではなく、お仕事というのはなかなか大変だとう思う。産卵誘発要因はまだまだ謎の部分も多い等、興味深い話をきけて参考になった。
便利なインターネットも、人であり、情熱だとつくづく思う。
ジャンプは見られなかったが、この日得たものは大。
何事も百聞は一見に如かず。足を運んで自分の目でみることからはじまる。
栗橋町観光協会HP
Kissしたくなる。 |
抱きたくなる。 |
150cm。バスト101cm |
管理人は132cm |
ワールドカップもフィナーレの6月最終週末。
産卵に急ぐアオウオをこの時期に釣るとすれば、中流域より上流となる。
この日、小岩FFCの浅岡君が抱え上げたのは、抱卵したメスと思われるグラマーで、胴回りは101cmのナイスバディ。体重はどうみても50kgは下らないだろう。陸揚げによって、いささか赤みを帯びたが、釣り上げた直後は惚れ惚れするような色白の巨体だった。
私も含め、この魚にハマッてしまった人を自虐もこめて「アオ師」という。
ごくわずかの可能性だけに途方もない時間と労力を費やして。
雨の河原で泥まみれになって。
食べるためでもない、釣って逃がすだけのキャッチアンドリリース。
人はなんでそこまでというが、彼の無邪気な笑顔がすべてを物語る。
こういうモノが川を悠々と泳いでいると考えるだけで愉快じゃないか。
水際のファイト |
腹パンパン |
師匠、呑口氏と |
ミラコスタを背に |
ディズニーシー夜景 |
ディズニーシー入口 |
関東も梅雨入り、大魚たちは産卵期に入り、上流の利根川へ旅路を急ぐ時期となった。
江戸川下流部のアオウオ釣りは一応シーズンオフのため、我が家の釣り未亡人慰安のためのディズニーシーへ。近いのだがなかなか行けないもの。週末は釣りが忙しくて。いうまでもなくこの手の施設は苦手だが、水がテーマであることが救い。
朝の満潮でソウギョ117cm。江戸川区北小岩にて。私の家から最も近く、最も好きなアオウオのポイントだが、自然岸が残り、岸辺のアシにはこういうソウギョが寄る。メスだろうか、産卵を控えて腹パンパンだ。
知名度全国区の東京ディズニーランドが江戸川の河口であることはあまり知られていない。ましてやわずか12、3キロ上流で、こういう淡水大魚達が釣れることはもっと知られていない。
すぐそこにある東京巨大魚釣り。
大会最終日134cm |
ウロコも立派。 |
今春の大会結果 |
表彰式会場にて |
5/19、小岩FFCの春大会終了。
春から初夏への長い根比べが終わった。
期間を通じて低水温に悩まされ、通常の春のパターンがなかなか当てはまらない大会だったが、日焼けした笑顔が皆の精一杯の努力奮闘を物語る。
26名で3/16から約2ケ月間のロングランだから、この結果は江戸川下流域の今春の状況をほぼ代表したものだと思う。
アオウオはこれから梅雨にかけて産卵のため、はるか利根川の栗橋方面を目指して遡上するので、、中流部〜上流部が有望となってくる。
*写真の魚は、最終日に江戸川最下流ポイントでの釣果。(釣人は早川さん=写真左)。この個体、背の盛りあがりの迫力が印象的。全長に比してとにかく体幅・体高があって凄みさえ感じる。彼(彼女)もこれから50キロ以上の上流の利根川まで遡上するのか・・・良い旅をと、願う。
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*尾鰭を自然に広げるのが小岩FFCの計測法。ちなみに尾鰭をすぼめると126cm。 |
桜舞う3月末、大潮の土曜日。
今シーズン第一号が出た。小型の122cmながら、春一番。サクラサク。
この日程、私が一年で最も好きなタイミング。過去の実績からも気合が入る。
3月、川の水はまだ冷たいのだが、閉ざされ気味な河口堰水門が、このころから開くことが多くなり、大きな潮周りの上げ潮で水温が上昇するのが大きな要因ではないかと思う。気温の上昇もあって、江戸川下流部ではここからGWあたりが、ベストシーズンとなる。
90年代前半のようなスーパーアオウオはなかなか出会えなくなった。
昨今の江戸川ではこのサイズがアベレージ。釣り人も増え、上がる数は増えたが、デフレの波は相当深刻だ。
サイズはともかく、この場所で一本出たのはなによりうれしい。
昨夏以来、ピクリともしない穂先を見たまま、何百時間費やしたか。
一所懸命。重いコンダーラの長い冬が開けた。
世の中に たえて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし |
今週末、東京では例年より2週間も早く桜の満開ピークを迎えた。
私の好きなポイントからも、対岸の国府台の急傾斜斜面を利用した里見公園の桜が臨める。
秋春の行楽期週末限定で、江戸川の散策客を乗せて観光渡し舟が往来する。昔ながらののどかなスタイルで、上流の柴又にある矢切の渡しから里見公園まで往復。特にこの花見時期は盛況で、フル稼動。一年を7日で稼ぐいい男、といったところか。
この景色が私にとっての至福のシーンであり、心騒がずにいられない。
例年では桜と江戸川下流のアオウオの最好機が一致しているから。
なんとかこの背景に魚を置いて写真を取りたいものだと毎年願い、今年も思ったのだが・・・
目に桜 耳にヒバリ アタリなし
3/16、江戸川大会鯉釣り大会スタート。
4ケ月近い冬期ブランクを経て、待ちに待ったシーズンイン。
東京ではこの日、桜の開花となった。例年にない早さである。
前日に春一番の南風がふいたばかりというのに。
江戸川下流のアオウオ前線は、桜とシンクロして3月下旬というのが通例のパターンだが今年はだいぶ様子が違いそうだ。
対岸の市川ではすでに好釣が聞かれるが、今春も昨秋以来粘っているポイントに焦点を絞ることにする。リベンジにはとにかく竿を出すしかない。
この時期は気温は春本番だが、水温がまだ低いため、食いこみのよいカラス貝の剥き身をメインに戦略を組みたてる。
私の春はいつ来るか?
周囲4kmの小島 |
ここから別世界 |
食堂軒先の石鯛の仔 |
第二堤防の夕日 |
川奈に向かって投入 |
伊東〜天城を望む |
2月最終週、所用で熱海沖の離島、初島へ。
熱海から船で25分、ひなびた食堂民宿街を抜けると、周囲4kmの島の敷地半分以上を占める某リゾートホテルの威容。そこはヘリポートもヨットマリーナもすべてが揃う別世界。磯の香りとともに、バブルの香りを味わえる不思議な島。
港の堤防はメジナ狙いの釣り人で賑わう。今回はまったく釣り目的ではないのだが、廻りはすべて磯。重度の釣り依存症としては心穏やかでない。どう考えても底物(イシダイ)には時期はずれとは承知ながら、サザエを交渉して入手、持参の石鯛竿を朝だけ出してみる。
ここはホテルの敷地、いわばプライベート磯のようなゴロタ場。絶景を独占して日の出を見る。さすがに水温13℃ではエサ盗りもつつかないが、釣果目的ではない。潮騒に竿出しできればもう満足で、十分に心癒される。
それにしても、風と陽差しはもはや冬ではない。春はもうここまできている。
2月3日、節分。拙宅にTVカメラがやってきた。
アオウオの魚拓と水槽の取材ということで賑やか。
そして今日は私の誕生日である。丙午の年男。
シブガキ隊・キョンキョン・明菜などと同じ齢(たぶん)であって、
四捨五入すればなんとやら。
人生を24時間に例えれば正午を数分過ぎたところ。
12年前、24才の頃は釣りすらしていなかったから、
アオウオのある人生など夢にも思わなかった。
水槽のアオウオも9年目。手探りでこの釣りをはじめた頃からのつきあい。
彼はガラス越しに私のすべてを知っているが、
飼主はいまだにこの魚がわからずにもがいている。
さて、12年後は・・・?
たぶん、やっているだろうな。相変わらず釣れない釣りを。
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1/26、わが家のアオウオ研究用水槽に、コクレン加盟。
アオウオはまれには釣れることもあるので、厳密に幻とはいえないが、コクレンは日本では、大変な幻だ。
その数はアオウオよりさらに2ケタ以上少なく、究極の幻の巨大魚。
(ただあくまで、日本での話。中国・台湾などではポピュラーな国民的魚。)
優雅なアオウオに比べると、どうみてもスマートとはいえず、
日本的感性では違和感があるかもしれないが、
このややアンバランスな大陸顔、マニアもしくはフェチにはたまらない。
チャウチャウとかブルドッグの感覚に近い癒し系か。
今回は25cm程のアオウオ2匹も追加、幻を揃えた水槽も賑やかに。
それにしても、釣り場に近くて、池のある家がほしいもの。
この景気ではそちらのほうが幻か・・・
嗚呼、不肖。これらの大魚に申し訳ない。
*魚に関して詳しくはコクレン倶楽部をご参照ください。
朝日新聞にアオウオ |
正月明けの1/9、朝日新聞で江戸川のアオウオが紹介された。
東京版のため地域が限定されているが、テレビの情報番組でも取り上げられたらしいのでご覧になった方も多いと思われる。
それにしてもこの写真、平成8年の3月31日だから、6年近い日々が経っている。私もまだ20代。尾をもつのは小岩FFCの呑口初代会長。
こういう超大物には、なかなか出合えない。とにかく現実は厳しい釣りだ。今年こそはと毎年思いつつも、とんとご無沙汰のまま歳月を経た。また今年も祈る。2メートルとまではさすがにいわないから・・・
写っている女性は妻ではなく義妹。彼女は今年の3月末に結婚する。
その日の潮まわりは、この写真の日と同じく満月の大潮だ。
あの日のような穏やかな春の天気になればと願う。
この魚よりも大きな幸せを掴め。そして笑顔の人生を祈る。
君に幸あれ。
青魚馬鹿の兄より。
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