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2003年


2003.12.30〜 アオウオ・オブ・ザ・イヤー2003



91cm

93cm
今冬はゴカイの鯉も絶好調!


青魚倶楽部認定の
2003年のベストアオウオは
井原清隆氏の162cmと決定。

江戸川区小岩在住、私の釣友であり親友。
彼は、今年は利根川にターゲットを絞り、
毎週通い詰めた。情熱と根性、そして運。

コイ釣り専門誌、大ゴイ倶楽部2003年秋号
巻頭グラビアを飾ったこの魚、
今年の利根川・江戸川での最大級。



2003.12.22〜 アオウオの世界最大成長記録発見


「220cm、157kg。」



  注:写真はイメージです。
 
(C) 2003 FEG Inc, So-net Sports.com Corporation
220cm。157kg。

アオウオこと、学名
Mylopharyngodon piceus
の信頼すべき最大成長記録を、
webの海からついに発見。

写真はなくとも、これは学術的なデータ。
Changjiang riverとは長江、すなわち揚子江、
日本の四大家魚の先祖たちの故郷。

青魚は「最大で2mくらい」と言われるも、
確証できるものはなく、推測の域だった。

マニアにとって、この数字のもつ意味は大きい。
相手は「紀香級からボブサップ級へ」というシフト転換。

日本でここまでなるか、釣れるかどうかは別。
中国・揚子江には220cmの青魚がいる。
それだけで希望とファイトが沸く。

嗚呼、素晴らしきかな、青魚釣り。


2003.12.7〜  ダイワ「ザ・フィッシング」でアオウオ釣り



釣具大手メーカー提供の有力釣り番組で
鯉よりも大きく、ロマンあふれる
魅力的な魚の存在を初紹介。

実釣の結果はともかく、
淡水大魚釣りにとってその意義は大きい。
無きに等しい超マイナーの世界から
釣りのジャンルとして一歩踏み出したということ。

アオウオ?
そんな魚名は、釣具屋の店員でも
普通は知らない。
ソウギョは聞いたことがあるだろうが、
見たことはないはず・・。

相手は自然。
思うようにはならないのは、人生もまた同じ。
ハードルは高いからこそ燃える。
そして続けられる。
これまでも、きっとこれからも。


放映された番組内容はこちら

2003.9.28〜 天高く秋の大潮、土日2連発



日曜朝の下げ潮で120cm

土曜午後の上げ潮で116cm
ナイフで切ったように秋がきた。

9月最終、秋晴れの週末。
冷夏につづく残暑、季節と水温のギャップ。
江戸川の水も不安定だったが、ようやく秋の釣りモードに。

水温は適温、潮まわりは大潮、水門は全開、
迷わずホームグランドに竿を出す。
土曜午後、日曜朝と、快晴の空に竿が絞り込まれた。

一本出ればもう一本。
釣れるときはこんなものだが、
春以来、またしても長いトンネルだった。

青魚釣りに近道はない。
希少な魚相手には、
理論でも技術でも道具でもなく、
とにかく信念で竿を出して待つしかない。

たまたまでも、小型でも、
そこにいてくれたことがうれしい。

シーズンはこれからが本番。
燃える秋・・・。

2003.8.15〜 盆休みの一発




糸の先はアオウオ。
至福の時。

傷ひとつない綺麗な魚体はやや色白。

140cm
8/13、利根川釣行。

台風後の水温低下と増水・濁りに加え、悪天候。
大潮の下げ潮はガンガンと
容赦無くゴミを押し流してくる。
状況はなんとも厳しいが、昼下がりに待望のアタリ。

ギイギイとうなるリール。
濁流と魚のパワーがイシダイ竿をきしませる。
相手は速い流れをものともせず、
底を這い、ときに上流に向う。
渾身の力をこめても一向に手前に寄らない。

スローな引きと重量感。
160オーバーの期待もよぎるファイトぶり。
やがて姿をあらわしたのは140cmジャスト。

久々の感触と、夏のアオウオの醍醐味に酔う。

2003.7.25〜 久々にバンコク発。

高田さんの50kg。 この超弩級ボディ!
フランソワの35Kg
KiSS!

タイの巨鯉。パーカーホことSiamese Giant Carp。
アオウオをほうふつさせる体色と、
エキゾチックなその巨大な姿態に魅せられ、
私が昨夏、釣行したバンコクのブンサムラン湖。

現地在住ガイドのフランス人、ジャン・フランソワ・
エリアスからは、その後も途切れることなく
熱い情報が送られてくる。
彼から“今日釣った”という35kgの写真が届いた。

そして一昨日は、日本人の快挙の報。
鳥取在住のソルトウォーターゲームフィッシャーマン
高田さんが6月に釣り上げた50kgの写真が・・。


やはり幻の魚といわれるこの魚、
アタリはアオウオなみに遠いが、
その姿どおりのファイトの素晴らしい魚。

アジアを揺さぶったSARSも一段落。
鯉系の大魚好きなら、ここまで行く価値はある。
その節にはぜひともこんなふうに
裸で抱いてほしい。

パーカーホについて知りたい方はこちら

2003.6.3〜  158cm、浅岡君釣る!


アマゾンではない、日本の川だ。
前回の162cm(井原氏)に続く、私の釣り仲間の写真は、
5月下旬、小岩FFC浅岡会員が上げた158cm。

自己記録更新のアオウオを手に、
喜び満面のポーズはマニアの彼らしい。
そして、この笑顔の輝きは
長く厳しいトンネルを抜けた安堵感があるからこそ。

今回は全長158cm、胴回り115cmのナイスバディ、
体重は推定65〜70kg。
理屈ではない、問答無用の圧倒的存在。

厳しい世相の折り、こんな大魚がいるという事実自体に
奮い立ち、憧れ、勇気づけられる人は少なくないと思う。
夢と希望。日本も捨てたものじゃない。

嗚呼、狂おしくも、素晴らしき釣り。


2003.5.16〜   162cm、井原君釣る!


どの魚にも、超大物といわれる臨界点サイズ、
釣り人の到達点となるボーダーラインがある。
イシダイなら70cm、鯉なら1m。
アオウオの場合は160センチオーバー。
青魚ファンのひとつの夢であり目標。

ベストシーズンに入った4月下旬、
地元小岩の親友、井原氏がついにその夢をかなえた。
理屈ではない。
とにかく問答無用の圧倒的存在。

大物は突然やってくる。
初めてのアタリがいきなりこんな魚かもしれない。
狂おしくも、素晴らしき釣り。
今、まさにそのシーズン真っ只中。


2003.4.28〜 江戸川区にアオウオ議員誕生。







笹本ひさしホームページ

アオウオに魅せられて江戸川区に転居したのは私ばかりではない。
私の親友であり釣友、笹本氏(小岩FFC)がこの街に移り住んだのも10余年前。

地元でも知る人の少ない
東京の巨大魚という夢のストーリーは
江戸川の自然があってこそ。
笹本氏はアオウオ生活を通じて、
失われつつある自然環境の将来に大きな危機感を持ち、
江戸川の環境保全を主軸に世論に訴え、
今回、江戸川区議会議員に初当選。

サラリーマンから転進、陰には
不退転の決意とただならぬ努力があった。
政策アピールのため、寒風酷暑の一年間、
ひとり駅に立つ姿は、
幻の巨魚のアタリを待つ釣り師の姿とダブる。
アオウオを抱いた選挙ポスターは伊達じゃない。

素晴らしい魚と仲間、そして地域との出会い。
釣魚は数あれど、人生を変える魚は多くない。

江戸川の水と緑よ、永遠なれ。

2003.3.29〜 今期第一号は桜とともに。

今期第一号は桜とともに。
3月29日(土)、AM7:00、145cm。
ホームグランド、北小岩「柳」にて。
エサはカラス貝。

例年、右肩上がりの水温となる3月下旬。


過去10年のデータからも、
最大級のチャンスとみなす週末。
今年もなんとか一仕事できた。


3月27日には、東京地方の桜開花宣言。
江戸川の水温は、1週間前より4℃上昇、
14℃台のベスト水温域に突入。


昨秋9月以降、一発のアタリもなく、
柳の葉も冬枯れに散った。
アオウオ生活10年、最長のトンネルだった。


それでも春は必ずやってくる。
一匹の喜びは、沈黙の長さに比例する。


至上の季節、至高の魚、至福の時


203.3.14〜 2つの淡水大魚サイト誕生!ウェブマスターは中学生。


橋浦君の
Let’s中国四大家魚

安田君の
YU-KI’S巨大魚館


3月のシーズンインを目前に
中国四大魚に関するサイトが2つ誕生。

いずれもこの青魚倶楽部がきっかけのひとつとなり、
淡水大魚釣りの世界に魅了され
青魚を飼育するようになった中学生。
北海道と東京から。

淡水大魚の将来のためには
このような若い世代の憧れが必要だ。

私もこの年の頃、夢見ていたことを
大人になってやっているだけだが、
ひとつのステップになれば幸いだ。

お二人の発展と門出を祝いたい。



2003.1.15〜 村上さんタイの巨ゴイ釣る!


村上さん、パーカーホ27kg釣る!
@NIFTYホームページグランプリ授賞式
(1/25、ホテルインターコンチネンタル東京ベイにて)

昨年、メコン大ナマズの世界記録魚を釣った
フライフィッシャーマンの村上則洋さんが年明け早々、
バンコクのブンサムラン湖に再チャレンジ。

ついにパーカーホこと、
Siamese Giant Carpの27Kgを釣り上げた。
足元の杭に巻かれながらも無事キャッチ。

私はこういう写真が撮れなかったが、
これからタイの巨ゴイを目指す釣り人にとって
この一枚の写真に大きく勇気付けられるだろう。
前年に続く快挙に拍手を送りたい。
パーカーホについてはこちらを参照


*下は都内で行われたホームページコンテストの授賞式。
こういう経験は生涯で何度もないだろう。



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